浄水器の水はおいしくなるのか?
更新日:2013年2月21日 木曜日 15:38
よく浄水器を利用している人から出る疑問がこの「おいしいのか?」という疑問です。
最も水道水の味に影響があるとされている物質は「残留塩素」と「カビ臭」です。
残留塩素というのは浄水場で消毒に使われた塩素が、家庭に届くまでに残っている塩素の事で、水道水には必ず含まれています。これがいわゆる「カルキ臭」という独特の水道水の味になっているのです。当然安全な水の為には浄水場の消毒は必須なわけですが、どうしても水道水がおいしく感じないという人はこのカルキ臭が主な原因になっていると考えられます。
またカビ臭は、取水元(湖や川等)に含まれているプランクトンや藻が元になっており、浄水場では取りきれなかったものがカビ臭の原因になります。
最近の高度浄水場であればこれらの除去力が上がっている為、古い浄水場がある地域等で主に問題になっているようです。
浄水器はこれらをまず取り除く事で水を本来の無味無臭に戻す役割を担っています。
そこに加えて、ミネラルを付加したり、電解により軟水化したりという工程が行われる事で、おいしいと感じる水にする工夫が施されているわけですね。
「おいしい」という感覚は飲む人それぞれだと思われますが、一般的に言われている「軟水」(アルカリイオン水)については
・胃腸に優しい
・口当たりがまろやか
といった特徴がみられます。少なくとも浄水器のお水は「体が」おいしいと感じるように工夫されています。実際ミネラルを含んだ水は胃腸の働きを整える効果がありますし、敏感な人であれば飲んだ時の刺激にも差があると思われます。
筆者は正直水道水のあの味も嫌いではありません。ですが浄水器を通した水はそれだけでなんとなく「おいしい」と感じてしまうから不思議ですね(笑)